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和久(わく)歯科の歯周病治療

歯周病のタイプによって異なる治療方法

歯周病のタイプは3種類

歯周病のタイプを大まかに分けると、以下の3種類になります

  • 歯肉炎(歯ぐきが腫れているだけ)
  • 慢性(成人性)歯周炎
    (歯茎だけでなく周辺のセメント質や骨にまで炎症が波及している)
  • 侵襲性歯周炎

歯肉炎と歯周炎

細菌を除去しても治癒しない侵襲性(しんしゅうせい)歯周炎

歯周病の治療は今までは、細菌の量を減らすことが一番の治療法とされ、 ブラッシングや歯科衛生士や歯医者が行う歯石取りなどに代表される物理的・機械的な細菌除去が治療の中心でした。
歯肉炎や普通の慢性歯周炎はほとんどがそれで治癒していました。 それは今でも治療の基本として変わりありません。
ところがそれでも治癒しないケースが全体の5~20%くらいあることが昔から知られていたのです。

それが侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)です。

通常の機械的な細菌除去で治癒しないばかりか、比較的若い年齢で急速な骨の破壊が認められます。
そこには特異的な菌(Pg菌、Aa菌)の存在と遺伝的な要因が大きく関与します。

細菌の量とともに、細菌の質と割合が治療の上で重要になります。

症例1 症例1-2
※この30代の患者様は完璧なブラッシングで、プラークはほとんど残っていませんでしたが、レントゲンでは重度の歯周病でした。 この方のように細菌を機械的にしっかり除去されていても、歯周病の進行が急速に進んでしまう人がいます。
そんな患者様は侵襲性歯周病が強く疑われます。 (ピンクのラインが本来の骨の位置ですが、実際は黄色いラインまで骨が失われていました)

当院ではまずレントゲンと詳しい問診でそれが疑われると、バナぺリオといわれる簡易検査か、細菌PCR法と抗体価検査のセットを最初から実施して、闘うべき敵(歯周病原因菌)の存在を明らかにします。
そして菌の種類が明確になったのち、その菌に有効な薬(抗生物質)を投与して除菌を図ります。

この投薬期間中に従来通りの機械的な細菌除去を一気に実施します。

検査検査2

ここでは配偶者の存在が重要になってきます。
実は侵襲性(しんしゅうせい)歯周炎においては、その菌が夫婦間で水平的に感染し、またその子供たちに垂直的に感染することも知られています。

つまりこの治療では再感染を減らす意味でも、性病の治療と同じように、夫婦同時の治療が望ましいとされています。子供たちに至っては、両親と同じ細菌が検出されると、発症前に除菌することも可能になりました。
除菌療法をして、ある一定の時間を空けて再度細菌検査を行い、除菌の効果が確認されると、すでに失われた骨などに対して、エムドゲインなどを用いて歯周再生療法を検討することもあります。    

それは骨がいびつに喪失して、メインテナンスの条件を悪くする環境要因を改善する目的が大きいのです。

エムドゲインを用いた歯周再生療法1エムドゲインを用いた歯周再生療法1

歯周病の原因を除去して、環境改善をしたのち、最も大事なメインテナンスに入ります。
メインテナンスでは定期的な細菌の除去(PMTC,歯石除去)、生活習慣へのカウンセリングと情報提供噛み合わせの力の管理が中心になります。

どんなに手間を掛けた治療を施しても、それは最初の状態に戻したに過ぎません。
そこから新たな病気を発症すれば、元の木阿弥です。
虫歯も歯周病も大切なことは、定期的なメインテナンスであることは言うまでもありません。